やせっぽちソプラノのキッチン3

海鮮三色丼＆蕪の湯もみづけ

夕方から夜にかけて忙しい日の夕食は作るのも食べるのも簡単に。

時間のある昼間に日本食料品店を訪れ、珍しくお刺身の盛り合わせを買ってきました。珍しく、というより、もしかしたら初めてかもしれません。

あらかじめ切ってあるお刺身を買うのはちょっと抵抗があるのですが、何種類かを少しずつとなると、盛り合わせを買うほかありません。

でも、そのままお皿には乗せません。

鮭は塩麹をまぶしてあられ切り。マグロは３０分ほど煮切り醤油に漬け込み、鯵は二杯酢につけました。

熱いご飯にもみ海苔を散らし、その上に一仕事したお刺身。大葉をあしらって。

副菜は蕪の湯もみ漬け（レシピは下です。）と大根のサラダ。

大根はお刺身の下に敷いてあったツマを洗ってから水気を取ったものです。削り節と桜エビを散らして、米酢、醤油、キャノラオイルのドレッシング。

汁物を添えればもっと良かったな、と思いながらも美味しくいただきました。

一日、今日もまた一日が暮れていきます。新年までのカウントダウン。

あっという間に過ぎたように思える一年ですが、撮り溜めた写真を見返すと、色々なことがあり、それなりの一年だったと思います。

締めくくりのこの月も何事もなく普通に過ぎていきますように。

Stay Healthy!

ご訪問ありがとうございました。

蕪の湯もみづけ

レシピ：志の島忠著「日本料理惣菜事典」を参考

材料（二人分）

葉つき蕪　2個

塩　適宜

赤唐辛子　半分

蕪の実は皮の茶色い部分は切り取り、縦半分に切ってから縦に2−3ミリ厚さの薄切り。

葉っぱは3センチ長さに切りそろえる。

赤唐辛子は種を抜いて小口切り。

蕪の実と葉っぱに塩をまぶしてしんなりしてきたら、揉んで、笊に移す。

赤唐辛子を加え、熱湯をたっぷり回しかける。

流水をかけて冷ましてから、水気を切ってぎゅっと絞り、器に盛る。

味が薄いようだったら醤油をかけても良い。

ラム酒たっぷりのマロンケーキ

感謝祭の定番デザート、南瓜やピーカンパイはそれほど好きではないので、秋の季節にふさわしい栗を入れたパウンドケーキにしました。これなら日持ちもしますし、冷凍保存もできるのでお一人様でも大丈夫です。

フランス製のローストした栗の瓶詰めにラム酒を注いで３日。

栗の甘さが足りなかったので、ラム酒につけたドライフルーツも足せばよかったかな、と食べてから思いました。

でも、ラム酒の香りが高く美味しいケーキです。アイスクリームかホイップクリームを添えても良いかもしれません。

レシピは下に書きました。

今日（11月30日）は朝から青空の広がる良い天気です。葡萄や楓の紅葉が陽に映えてとてもきれい。

感謝祭が終わると一気にクリスマスへと心せわしくなります。世間の狂騒に巻き込まれず、自分のペースを守らねば、と師走を前に思っています。

Stay Healthy!

ご訪問ありがとうございました。

栗のラムケーキ

材料：18cmx8cmのパウンドケーキ型

無塩バター　　大匙8　（アメリカでは1スティック、およそ115g）室温にする

オーガニックの砂糖　　90g

卵　　2個　　室温にする

小麦粉　　90g

アーモンドプードル　　30g

ベーキングパウダー　　小さじ1/2

栗　　刻んで約カップ1

ラム酒　　大匙2-3

1．バターを良くかき混ぜ、白っぽくなったら砂糖を加え、更にかき混ぜる。

2．卵をほぐし、少しずつ加えてよくかき混ぜる。

3．栗に小麦粉（分量外）をまぶし、加える。ラム酒大匙1も加える。

4．小麦粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを2回ふるい、加えて、ゴムベラでかき混ぜる。

5．バターを塗り、更にパーチメントペーパーを敷いてその上から更にバターを塗った型に流し込む。真ん中をへこませて、350度F（170度C）に温めたオーブンの中段で、50分ほど、竹串をさしても何もつかなくなるまで焼く。

6．オーブンから出して、まだ温かいうちに、残りのラム酒を刷毛で表面に塗る。

7．ラックの上ですっかり冷えてから薄くスライスしてサーヴする。

感謝祭のディナー＿2024

今年の感謝祭はお一人様ディナー。

日本とは17時間の時差がありますが、娘家族が日本時間の朝の8時（こちらの午後3時）にFaceTimeをくれました。

丁度Mちゃんは幼稚園に行く前、M君は朝ご飯の最中の忙しい時間帯だったのですが、皆で　Happy Thanksgiving！

サンディエゴでは私一人で感謝祭のお祝いをしました。

前菜は海老とアボカドとオレンジのサラダ仕立て。

海老はレモン（皮付き）、ローリエ、胡椒粒、タイム、ローズマリーを5分煮出したお湯で茹でます。

オレンジの汁、オリーブオイル、塩胡椒のドレッシングで、カクテルグラスに盛り付けてお洒落に。

メインは牛肉の赤ワイン煮。ル・クルーゼをオーブンに入れてコトコト2時間。お肉は箸でちぎれる柔らかさになりました。（レシピは下です。）

サラダはスプリングミックス、洋梨、柘榴、キャラメライズしたピーカン。

ドレッシングはキャノラオイル、赤ワインヴィネガー、塩胡椒。

久しぶりにちょっと凝った料理を作りましたが、私は料理が好きなんですね。一人なのになんだかワクワク、楽しかったです。

前の日に焼いておいたデザートは明日ご紹介します。

Stay Healthy!

ご訪問ありがとうございました。

牛肉の赤ワイン煮

レシピ：Dorie Greenspan著[around my french table]を参考にした私のアレンジ

材料（二人分）

ベーコン　厚切り２枚　３センチ幅に切る

シチュー用牛肉　アメリカではChuck Roastという部位）約450g　

　　　　　　　　ペーパータオルでしっかり水分をとる

　　　　　　　

キャノラオイル　小匙2

玉葱　中1個　串切り

エシャロット　２個　薄切り

人参　中２本　皮を剥き長さ10センチに切って更に縦半分か1/4に切る

ガーリック　5−6片　皮をむいて丸のまま

塩、胡椒　　適宜

ブランデー　75ml

赤ワイン　500−750ml （今回使ったのはカリフォルニアのcabernet sauvignon. Dorie Greenspanさん のおすすめはSyrah)

ブーケガルニ　（ローリエ、タイム、パセリ、ローズマリーをお茶袋に入れても良い）

パセリ　（飾り）

1．オーブンを180度C（350度F）に温めておく。

2．オーブンに入れられる鍋（私が使ったのはルクルーゼ）でベーコンを狐色になるまで炒めて皿に取り出す。（オイルはいりません）

3．同じ鍋で牛肉の全面が狐色になるまで炒めて取り出す。軽く塩胡椒する。

4．3で出た脂を捨て、新たにキャノラオイル（小匙2）を入れて温め、玉葱とエシャロットを５−６分炒め、軽く塩胡椒する。

5．人参を加えてかき混ぜ、ブランデーを注ぎ、少し煮詰める。

6．ベーコン、牛肉、ガーリックを加え、赤ワインを注いで、ブーケガルニを入れて煮立ったら火を弱め、灰汁を取り、アルミホイルを材料の上にぴったりかけ、更に鍋蓋をしてオーブンの中段に入れる。

7．１時間経ったら蓋を取ってチェックする。煮汁があまりに少ないときは牛肉がかぶるくらい水を加えてかき混ぜ、アルミホイルと鍋蓋をして再度オーブンに入れる。

8.　更に１時間-１時間半オーブンの中で煮て、牛肉が十分柔らかになったら取り出す。皿に盛りつけてからパセリを散らす。

丸のままの魚のパピヨット

日本からの魚のお取り寄せが休止してから早５ヶ月。

アメリカのスーパーの魚でもなんとか食べられるのは鮭くらいで、でもそれにも飽きてきてしまいました。

というわけで、久しぶりにブランジーノ（スズキの一種）を１尾買ってきました。妥協の魚です。

お店で鱗と内臓を取ってもらい、水洗いしたお魚の水分をきっちり拭きます。

片面のお腹に斜めに４箇所切り込みを入れ、表面にもお腹にも塩胡椒。切り込みには半月のレモンとパプリカの薄切りを挟みます。

お腹の中にはパセリとレモン。その他お好きなハーブ（タイムやローズマリーなど）を入れても良いです。

玉ねぎ（1/4個）、ガーリック（１片）のみじん切りをオリーブオイルで炒め、キノコ（手持ちのものなんでも良いです）、トマト、パプリカの角切りを加えてソテー。この他ズッキーニを入れても。

パーチメントペーパーを二重にして半分に折り、上半分に魚と周りにソテーした野菜。

白ワインとオリーブオイルを適宜魚の上にかけ、開いている三方のペーパーに卵の白身を塗って端を二回折り込みます。

500度F（250度C)に熱したオーブンの中段に入れて16分。ペーパーが膨れていたら大丈夫です。

美味しくて、一人で全部平らげてしまいました。

サラダはベビースピナッチとリンゴ、ドライクランベリー、胡桃。バルサミコ酢をかけただけのシンプルなサラダです。

明日はいよいよ感謝祭。と言ってもお一人様ですからターキーは料理しません。

一人でもお祝い事は欠かさない私ですから、今日はデザート作り。

何を作るかはお楽しみに。

Happy Thanksgiving!

Stay Healthy!

ご訪問ありがとうございました。

焼きリンゴのタルト

先日アップルタルトを作ったばかりですが、知り合いから立派なりんごが6個も届いたので、またアップルタルトを作りました。

今回はタルト型を使わず、半分に切ったままのりんごを乗せるので焼きリンゴのようになり、気取らないけれど美味しいタルトです。

砂糖も全部で大匙1と小匙半分と控えめで、バターも大匙３しか入らず、卵も使っていません。甘さを補うのはりんごの芯をくりぬいた穴に入れたリンゴジャム。このジャムも自家製の甘さ控えめです。

でも一緒にハーゲンダーツのアイスクリームを添えてしまったので、カロリーが高くなってしまいました。

タルトの生地は卵を使わず冷水なので、固めでパリパリしていて、それも美味しいです。

生地を捏ねてリンゴを包むようにしてオーブンに入れるところまで、30分もかかリませんでした。手軽にできるのも良いですね。

先日散歩の途中で見たXの飛行機雲。飛行機雲がクロスするのは珍しいと思って写真に収めました。

Stay Healthy!

ご訪問ありがとうございました。

焼きりんごのタルト

レシピ：Jacques Pepin’s Tableより

材料(4人分)

タルト生地

冷たい無塩バター　大匙3

小麦粉　85g

グラニュー糖　小匙1/2

氷水　大匙2

中味

りんご　大2個

ジャム　大匙2　（アプリコットジャムが一番合うが手持ちのもので良い。私は自家製リンゴジャムを使用）

グラニュー糖　大匙1

無塩バター　大匙1/2

1．オーブンを200度Cに温める。

2．バターを1センチ各に切り、小麦粉、砂糖と合わせて、フードプロセッサーに5秒かける。氷水を加え、更に5秒かける。ラップに取り、生地をまとめる。2枚のラップの間に生地を置き、麺棒で直径25センチくらいの円にする。上のラップを取り、クッキーシートの上にラップを上にして移し、もう一枚のラップも取って、冷蔵庫に入れる。

3．りんごの皮をむき、縦半分に切る。芯をくりぬく。(メロンボーラーを使うと簡単です。)芯の周りの窪みを少しメロンボーラーかスプーンで大きくする。(このとき出るくずりんごは後で使う。)窪みの中にジャムを大匙1/2入れる。ジャムの方を下にして、タルト生地の真ん中に4つ置く。くずりんごをまわりに散らす。

4．生地の端をりんごにかぶせるように折る。中からジュースが外にでないように、しっかりシールする。

5．砂糖を上にかけ、バターを小さく切って点々と置き、オーブンに入れる。45分から1時間、狐色になるまで焼く。室温でサーヴする。